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  1. 農業関連資材について
  2. オリゼメートの秘密
  3. 物理化学的性質と安全性
特長・ユニークな作用機作 物理化学的性質と安全性 防除効果 いもち病気って?



種類名 プロベナゾール
化学名 3-アリルオキシ-1,2-ベイゾイソチアゾール-1,1-ジオキシド
構造式
分子量 223.25
外観 類白色結晶
融点 138〜139度
溶解性 水には難溶 150ppm(室温)
有機溶媒(アセトン、クロロホルム、ジクロルメタン、アセトニトリル)には易溶
安定性 熱、光、酸に対しては安定、 アルカリに対しては不安定

1. 毒性
1) 急性毒性
 
2) 慢性毒性及びその他の毒性
  慢性毒性、次世代に及ぼす影響、変異原性の各試験で安全性が確認されています。
また、刺激性試験で、皮膚、眼に対して刺激性の無いことが判っています。
2. 魚毒性
  コイに対する48時間後のTLm(半数致死濃度)は6.3ppmです。〔B類相当〕
3. 作物残留性
  オリゼメート粒剤を本田で2回散布した収穫後の玄米、わらを分析したところ、いずれも検出限界(0.04ppm)未満、定植時に1回処理した収穫後のきゅうり果実を分析したところ、検出限界(0.01ppm)未満でした。また、土寄せ時1回処理した収穫後のねぎ茎葉を分析したところ、検出限界(0.01ppm)未満でした。
4. 土壌残留物
  モデル試験では、半減期は水田沖積埴土では約14時間、同火山灰埴壌土では約17.5時間、畑地火山灰壌土では約24時間、同第三紀砂壌土では約38時間でした。
5. 水質
  1998〜2000年に岩手県南部の北上川に入り込む小河川に採水地点を一ケ所設け、プロベナゾールの水系における残留実態を調査した。
調査は、移植盛期である5月中旬及び水面施用時期(通常6月20日頃)を重点に7月下旬までに7〜10日間隔で行った。GC/MSD測定後、専用の検出器で定量し、二重チェックを行った。
 
  注1)単位はppb
注2)-:は調査なし、<:検出限界(0.5ppb)以下
注3)水質汚濁に関わるプロベナゾールの農薬登録保留基準値は0.5ppm
  シンポジウム「水稲病害虫防除戦略の現状と展望」講演要旨
「箱施薬による環境負荷の低減」(岩手県農業研究センター築地邦晃)より抜粋
 
補足説明 調査河川に関わる地域のプロベナゾールの普及状況は、1998年までは3kg粒剤の水面施用が中心。1999年から育苗箱施用のDr.オリゼプリンス粒剤が中心となる。各年次のプロベナゾールの普及面積率は70〜80%である。