前立腺肥大症(BPH)のひろば

前立腺肥大症とは

前立腺とは

前立腺は、膀胱のすぐ下にあり、尿道を取り囲むように位置しています。成人男性になると約3×4cmの大きさになります。また、前立腺の成長や発育には男性ホルモンが必要であることが知られています。
前立腺の働きは、まだよくわかっていないことも多いのですが、精液の一部をつくっているといわれています。また、筋肉の収縮により排尿を調節しています。

図: 前立腺の位置

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前立腺肥大症とは

前立腺肥大症(BPH:Benign Prostatic Hyperplasia)とは、膀胱の下にある前立腺が大きくなったり、前立腺の筋肉が緊張したりすることで、尿道が圧迫されて起こる病気です。「オシッコの出が悪い」、「残尿感がある」、「トイレを我慢するのが難しい」、「夜中に何度もトイレに行く」などの症状があらわれ、日常生活に支障を来すようになります。
前立腺肥大症は、加齢に伴って患者さんの数が増加する男性特有の病気です。統計によると、55歳以上の男性の5人に1人は前立腺肥大症で、推定患者数は400万人に達するといわれています1)。しかし、厚生労働省の調査では、前立腺肥大症の患者数は44万人と報告されており2)、治療を受けていない患者さんが多いことが考えられます。

図: 前立腺肥大症

1)大園誠一郎ほか:PROGRESS IN MEDICINE 28(6):1419 - 1423, 2008
2)厚生労働省:平成20年患者調査

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前立腺肥大症の原因

前立腺肥大症の原因は、現在のところはっきりとわかっていませんが、食生活の欧米化や、性ホルモンのバランスの変化などがいわれており、とくに男性ホルモンの分泌量の変化による影響が示唆されています。また、中高年になると発症する人が増えてくるため、加齢が関連していると考えられます。

(前立腺肥大症の原因のイラスト: 食生活の欧米化、性ホルモン、加齢)

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前立腺肥大症の症状

前立腺肥大症の主な症状は、次の7つに分類できます。

①「残尿感がある」
排尿後もまだ尿が残っている感じがあり、スッキリしない症状です。
②「排尿の回数が多い」
2時間に2回以上トイレに行くなど、トイレが近くなる症状です。
③「尿が何度も途切れる」
排尿の途中で尿が途切れてしまう症状です。
④「トイレを我慢するのが難しい」
急に強い尿意を催し、トイレを我慢するのがつらくなる症状です。
⑤「尿の勢いが弱い」
尿の出方に勢いがなくなってしまう症状です。
⑥「尿をする時にいきむ」
お腹に力を入れないと尿がなかなか出ない症状です。
⑦「夜中に何度もトイレに行く」
夜中に何度もトイレに行きたくなり起きてしまう症状です。

(前立腺肥大症の原因のイラスト: 食生活の欧米化、性ホルモン、加齢)

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