インフルエンザ診断薬「クリアライン®InfluenzaA/B/(H1N1)2009」に関する販売契約締結のお知らせ

2011年07月22日 プレスリリース

Meiji Seika ファルマ株式会社(代表取締役社長:松尾正彦、以下「Meiji」)とアリーア メディカル株式会社(代表取締役社長:唐沢清紀、以下「アリーア」)は、アリーアが製造販売承認を有するインフルエンザ診断薬
「クリアライン®InfluenzaA/B/(H1N1)2009」(以下「クリアライン®」)の日本国内における独占的販売契約を締結しましたのでお知らせします。

インフルエンザは、毎年、多くの人々が罹患し、重症化すると生命が脅かされる急性ウイルス性感染症で、感染初期の適切な治療が大切です。近年、抗インフルエンザウイルス薬による治療が一般的になったことから、医療現場ではインフルエンザウイルスを正確かつ早期に検出することが重要になってきました。しかしながら、高熱、全身倦怠感、上気道炎などの主症状は、風邪症候群などのインフルエンザ以外の疾患でも頻繁にみられるため、臨床症状だけでインフルエンザを正しく診断することは簡単ではありません。そこで、簡便な操作でより正確に、様々なタイプのインフルエンザウイルスを迅速に検出できる診断薬が医療現場で求められるようになりました。

クリアライン®は、本年7月11日にアリーアが製造販売承認を取得した、従来のA型インフルエンザおよびB型インフルエンザに加えインフルエンザ(H1N1)2009も同時かつ正確に鑑別できる本邦唯一のインフルエンザ診断薬です。操作方法は非常に簡便で、短時間に高感度でインフルエンザウイルスを検出できます。

感染症の治療を事業の柱とし病院および開診販路への販売力に強みを持つMeijiと各種診断薬事業で実績のあるアリーアは、クリアライン®の販売を通して、インフルエンザの治療に大きく貢献してまいります。

以上

【クリアライン®InfluenzaA/B/(H1N1)2009の概要】

本製品は、咽頭部または鼻腔部から採取した検体を用い、インフルエンザに感染しているかを判定する体外診断用医薬品です。簡易なスティック型で操作が簡便であり、短時間(10~15分)で結果が得られることから、診療の現場でインフルエンザの診断および抗インフルエンザウイルス薬投与の判断材料として用いられています。また、一度の検査でA型インフルエンザおよびB型インフルエンザに加え、インフルエンザ(H1N1)2009の検出が可能です。インフルエンザ(H1N1)2009はノイラミニダーゼ阻害剤など抗インフルエンザ治療薬が治療選択肢となる点では、従来の季節性A型と同じですが、症状が重症化する可能性を考慮して、医療従事者、患者様および患者様の家族の全てが特に注意深く治療・看護に当たる必要があります。

会社概要

【Meiji Seika ファルマ株式会社 概要】

1.設立:
1916年10月(2011年4月 明治製菓株式会社より事業承継)
2.本社所在地:
東京都中央区京橋2-4-16
3.資本金:
283億6,300万円
4.従業員数:
3,714名(2011年4月1日現在、連結ベース)
5.売上高:
1,229億円 (2011年3月期、連結ベース)

Meiji Seika ファルマ株式会社についての詳細な情報はをご覧ください。

【アリーア メディカル株式会社 概要】

1.設立:
2005年7月 (2011年4月 インバネス メディカル ジャパン株式会社より社名変更)
2.本社所在地:
東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル18F
3.資本金:
3億円
4.従業員数:
269名(2011年7月1日現在)
5.売上高:
21億ドル(2010年12月期、グループ全体)