「ウデナフィル」に関するライセンス契約締結のお知らせ

2011年12月19日 プレスリリース

Meiji Seika ファルマ株式会社(代表取締役社長:松尾正彦、以下「Meiji」)と東亞製薬株式会社(代表理事社長:金源培、以下「東亞」)は、東亞が創出した「ウデナフィル」の日本国内における開発および販売に関するライセンス契約を締結しましたのでお知らせします。
Meijiは、ライセンス許諾の対価として、契約締結時一時金、開発進捗に応じた開発一時金、および販売額に応じた実施料を東亞に支払います。

「ウデナフィル」は5型ホスホジエステラーゼ(PDE5)の選択的阻害薬で、韓国をはじめロシア、フィリピンなど世界数カ国で既に勃起不全治療薬として販売されており、米国では勃起不全治療薬に加えて前立腺肥大症治療薬としての開発が進められています。Meijiは「ウデナフィル」の前立腺肥大症治療薬としての開発に着手します。

前立腺肥大症は、加齢に伴い前立腺が肥大化することで尿道が圧迫され、残尿感、尿意切迫感、頻尿などの排尿障害がみられる疾患です。主な治療薬としてはα1遮断薬や5α還元酵素阻害薬が使用されていますが、「ウデナフィル」は、PDE5阻害作用により肥大化した前立腺の緊張を和らげることで症状を緩和する薬剤で、副作用の少ない前立腺肥大症への新たな治療選択肢として、日常生活の質の向上を提供できるものと期待されています。

Meijiと東亞は本年9月、バイオ後続品に関する戦略的包括契約を締結していますが、今回の提携は両社の良好な関係を新薬開発の領域へも拡大するものです。これまでに両社が培った独自の医薬品開発に関する技術とノウハウを結集し、「ウデナフィル」の日本国内における早期上市を目指します。

以上

参考資料

【Meiji Seika ファルマ株式会社 概要】

明治ホールディングス株式会社傘下の事業会社再編に伴い、2011年4月1日に明治製菓株式会社の薬品事業を継承し設立された製薬会社です。感染症領域、中枢神経系領域およびジェネリック医薬品事業を中心に「スペシャリティ&ジェネリック・ファルマ」として事業を展開しております。詳細についてはをご覧下さい。

【東亞製薬株式会社 概要】

1932年に設立された韓国最大の医薬品メーカーで、循環器系および消化器系疾患に対する治療薬を販売しています。また、バイオ後続品を含むバイオテクノロジー応用医薬品の研究、開発および商業化も手がけています。詳細についてはをご覧下さい。