外用爪真菌症治療剤ME1111の米国臨床第Ⅰ相試験開始のお知らせ

2013年04月18日 プレスリリース

Meiji Seika ファルマ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:松尾正彦)は、外用爪真菌症治療剤ME1111(開発番号)の臨床第Ⅰ相試験を米国において開始しましたのでお知らせします。

ME1111は当社が創製した新規構造の抗真菌薬で、爪真菌症の主な原因菌である白癬菌に対してユニークな作用メカニズムにより殺菌的な効果を発揮します。また、ME1111は非臨床試験において爪への浸透が良好であることが確認されており、外用爪真菌症治療剤としての高い有効性が期待されます。

今回の臨床試験では、爪真菌症患者を対象に、ME1111を1日1回、外用により28日間投与したときの忍容性および薬物動態を確認することを目的としています。本試験に引き続き、米国で臨床第Ⅱ相試験を実施して有効性および安全性の確認を行うことを計画しています。

以上

参考

爪真菌症について

爪真菌症は白癬菌などによる爪および爪床の真菌感染症で、未治療の場合徐々に進行して爪全体に病変が波及し、爪の崩壊や変形、さらには痛みや不快感がみられ、患者の生活の質を低下させることがあります。爪真菌症の有病率は世界の成人人口の約10%とされ、年齢と共に増加することが知られています。