農業用殺虫剤Inscalis(afidopyropen) BASFによる米国およびカナダにおける登録申請のお知らせ

2016年04月08日 プレスリリース

Meiji Seika ファルマ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林大吉郎、以下「Meiji」)は、学校法人北里研究所(本部:東京都港区、理事長:藤井清孝)との共同研究で見出した農業用殺虫剤Inscalis(BASF登録商標、ISO名:afidopyropen、開発コード:ME5343)について、共同開発社であるBASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン、会長:クルト・ボック)が米国およびカナダで農薬登録申請を行いましたので、お知らせします。

Inscalis(afidopyropen)は、アブラムシ類、コナジラミ類、カイガラムシ類に高い効果を示します。また、同剤は薬剤抵抗性を獲得したこれらの害虫の防除にも有効であり、安全性が高く、環境負荷の少ない新規農業用殺虫剤として期待されます。BASFは2010年5月25日に締結されたMeijiとのライセンス契約に基づき、全世界で本剤の独占的な開発・商業化を担当します。但し、アジアの一部の国においては両社が開発・商業化権を有します。

BASFおよびMeijiは、一日も早い本剤の農薬登録の取得と世界市場での上市を目指し、互いに協力して本剤の開発を進めてまいります。

以上