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移植片対宿主病(GVHD)とは?

移植片対宿主病(graft versus host disease:GVHD)は、骨髄移植などの同種造血幹細胞移植に特有の合併症で、移植したドナーさんの細胞 (移植片)に由来するリンパ球が、患者さん(宿主)の臓器を異物とみなして攻撃することによっておこります。
ドナーさんに由来するリンパ球が腫瘍細胞を攻撃してくれる効果(GVL効果)も期待できるのですが、正常な細胞が攻撃を受けてしまうと、GVHDとして様々な臓器に障害があらわれます(図)。

GVL効果とGVHD(イメージ図)

出典:国立がん研究センターがん情報サービス 造血幹細胞移植の副作用・合併症(https://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/ HSCT/hsct03.html#anchor3)
(2024年4月16日アクセス)より作図