慢性GVHDの治療は、一人ひとりの患者さんの重症度や再発、感染症などのリスクを考慮して行われます。
軽症の場合は、皮膚に対して外用薬(塗り薬)、眼に対して点眼薬(目薬)などのように、部位ごとに局所療法を行います。
中等症~重症の場合は、内服薬や点滴を用いた全身治療を行います。
全身治療では、最初にステロイド内服を中心とする一次治療が行われます。
感染症や骨密度の低下などの副作用に注意しながら治療を進めます。
一次治療で効果不十分と判断されると、二次治療が行われます。ステロイドがある程度奏効していたとしても、減量すると再燃する様な場合は、ステロイド長期投与による副作用を懸念して二次治療に進めることもあります。二次治療としては、近年、過剰な免疫細胞に作用する薬(BTK阻害薬、JAK阻害薬、ROCK2阻害薬)が使用できるようになり、患者さんの状況に応じて選択されます。
当コンテンツは、Meiji Seika ファルマの医薬品で治療を受けられている患者さんおよび患者さんのご家族に、適正に医薬品をご使用いただくことを目的としています。
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