
安定供給のための答えを
世界中から探し出せ。
- M.I.
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生産本部生産技術部一グループ
2013年入社 理工学系(修士)卒

- 入社を決めた理由
- REASON
大学時代は有機合成化学を専攻し、モルヒネの合成に関する研究に取り組んでいました。麻薬の成分として知られるモルヒネも、適切に使うことで痛みを緩和させる薬になります。そうした研究を活かせる領域として選んだのが、人の生命に役立つ医薬品業界でした。いくつかの企業からMeiji Seika ファルマを選んだのは、人の健康を広く支える抗菌薬事業の優しいありように魅力を感じ、「病気がある限り続いていく」という事業の将来性も感じたためです。
- 現在の仕事について
- WORK
医薬品には、「原薬」と「製剤」という二つの領域がありますが、私は原薬の生産管理業務を担当しています。Meiji Seika ファルマは岐阜県にある自社工場をはじめとし、インドネシアやタイなど、世界中に工場を持っており、そこで安定的な生産を実現するためにサポートをすることが私たちの主な仕事。新薬開発時や、既存原薬の製法変更時には薬機法にもとづいて申請をする必要があり、薬事部や品質保証部、流通を担うSCM部の皆さんとも連携しながら、およそ100種類以上の原薬の生産活動を支えています。

- 仕事のやりがい
- REWARDING
アイデアを活かして課題を解決できた瞬間が、私にとってのやりがいです。研究所に所属していた時代は、薬の作り方を組み立てて、ラボスケールから工場タンクでの量産へとスケールアップするときに大きなやりがいを感じました。現在の生産技術においては、特に製造トラブルに対処できたときにその喜びを実感できます。トラブルが続き、市場の薬がなくなってしまうかもしれない。そんなプレッシャーを抱えながらも、世界各国に点在する自社工場や委託先工場へと飛び、現場を見ることで原因を突き止められた時には安堵の気持ちと達成感があります。
- Meiji Seika ファルマのすごいところ
- PR
Meiji Seika ファルマには、いくつもの強みがあると思います。たとえば、困難な問題をやり抜く力があること。国産ワクチン製造プロジェクトにおいても、皆さんが一丸となって目標に向かう姿がそこにあります。また、品質に妥協することなく独自の厳しい品質を突き詰めているのもすごいところであり、そうした高水準の医薬品の安定供給にも注力しています。こうしたいくつもの強みは、患者さんに安心して薬を使ってほしいからこそ生まれるものです。生産技術職として、それを下支えしていることを誇らしく思います。

- 現在までのキャリアステップ
- CAREER STEP
- 2013
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入社、研究職として製薬研究所の
CMC研究所プロセス研究室へ配属
- 2020
- 生産技術職として岐阜工場の岐阜技術室へ異動
- 2022
- 岐阜工場のβラクタム国産化推進グループへ異動
- 2024
- 本社の生産技術部一グループへ移動
入社後は足柄の研究所に配属され、新薬のプロセス開発(スケールアップ)などを担当。2020年に岐阜工場に異動してからは、βラクタム系化合物の製法改善に関わりました。2024年から本社の生産技術部に異動となり、現在の業務に携わっています。
- 今後の目標
- VISION
本社の業務では、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)やビジネスフローなど、これまでとは異なる知識が求められる日々です。今後はさらに勉強を続けて、もっと俯瞰した視点から生産工程全体を見られるようになれたらと思います。また、いずれは研究所に戻り、原薬の生産を自動化する「連続合成技術」を実現したいというのが私の夢です。まだ試行錯誤が繰り返されている領域ですが、私自身も視野を広げ、技術発展とともに挑戦を続ければ、いつかは必ず実現できるはずです。

- 休日の過ごし方
- OFF TIME
週末には平日にたまった家事をこなすのが私のルーティーン。平日に自炊もしているので、お休みのうちに買い出しにも出かけます。また、研究所時代に同期から誘われて始めたゴルフをしたり、一人で読書を楽しんだりしてリフレッシュをすることも。最近は海外工場とのやりとりが増えてきたため、会社の補助制度を活用しながらオンライン英会話で語学力も鍛えています。




