
いつものお菓子から
この国を救う薬まで。
- M.T.
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生産本部
βラクタム国産化推進グループ
2001年入社 工学系(修士)卒

- 入社を決めた理由
- REASON
子どもの頃、よく耳鼻科に通っており、そのとき処方されていたうがい薬が、後から思えば明治の製品でした。とはいえ、当時は明治と医薬品が結びついているとは思っておらず、「明治」といえばお菓子の印象が強かったのです。しかし、地元の岐阜工場にある「医薬品の明治」という看板を見たとき、はじめて明治が薬も手がけていることに気づきました。食と健康、どちらも私たちの生活に身近な領域に取り組んでいる企業であることに魅力を感じ、「ここで働きたい」と思いました。
- 現在の仕事について
- WORK
生産本部のβラクタム国産化推進グループに所属し、岐阜工場での抗菌薬の国産化プロジェクトに携わっています。βラクタム系の抗菌薬は感染症の治療や手術時の感染予防に欠かせないものですが、現在は海外からの輸入に頼っている状況です。私たちの役割は国内で安定供給できる体制を確立すること。そのために私は、製造フローの構築や、条件に沿った設備の設計を行っています。岐阜工場が持つ長年の製造ノウハウを活かしつつ、社内の他部署や社外パートナーの皆さんとも連携を図りながら、2030年の完了に向けて、技術開発を進めています。

- 仕事のやりがい
- REWARDING
医薬品の製造は、患者さんの手元に届くまでに時間がかかり、直接反応を感じる機会が少ない仕事です。しかし、ある当社MRから「医療従事者の方々がすごく感謝をしていて、国産化を期待してくれていますよ」という話を聞き、胸が熱くなりました。自分たちの取り組みが社会に求められており、患者さんの健康や生活を保っているのだと思うと、より一層努力しようと思えたのです。βラクタム国産化は前例がほとんどなく、さまざまな部門・企業との連携を要する難題。それでも、向き合う価値のある仕事だと感じています。
- Meiji Seika ファルマのすごいところ
- PR
βラクタムの国産化は、新型コロナウイルスの感染拡大による供給網の混乱や、緊張が強まる国家間関係などを背景に始まった安定供給確保を図るための国家プロジェクトです。それほど重要性のある事業に当社が取り組めているのは、過去にペニシリン系抗菌薬の原薬を製造していた実績があったことも理由の一つと考えられます。長年にわたり感染症領域のトップサプライヤーだったからこそ、国からも期待を寄せられる。そうした事業に当社の一員として関われることを誇りに思っています。

- 現在までのキャリアステップ
- CAREER STEP
- 2001
- 入社、生産技術職として岐阜工場品質管理部二グループへ配属
- 2004
- 品質管理部一グループへ異動
- 2008
- 製造部技術室へ異動
- 2015
- 製造部発酵室へ異動
- 2018
- 製造部製造二室へ異動
- 2023
- βラクタム国産化推進グループへ異動
入社して以来、岐阜工場での品質保証・管理、技術改良や生産性向上、発酵室での培養、抗生物質「ホスミシン」の製造に製造リーダーとして関わるなど、さまざまな部門や業務を経験してきました。そうして2023年からは、βラクタム国産化プロジェクトに参加しています。異動が多く、知識の習得は大変でしたが、ラボスケールから工場全体の動きまで理解する視野を身につけられたことが、今の仕事にも十分に活かせています。
- 今後の目標
- VISION
2030年のプロジェクト完了に向けて、まずは国産化を実現することが最優先の目標です。その先には、リーダーとしてプロジェクト全体を指揮する立場にステップアップし、さらに大きな視野で物事を考えられる人財になりたいと思っています。リーダーとは、チーム全体を指揮し、一つひとつの判断に大きな責任が伴う人のこと。そうした「導く力」を身につけるために現在のプロジェクトにおいても、全体に影響を与える課題について上司に積極的に提言をするように努めています。

- 休日の過ごし方
- OFF TIME
週末は、朝食後のフィットネススタジオでの運動から始まります。音楽に合わせてバイクをこぐスタイルのジムに通い、汗を流すことでリフレッシュ。元々運動は苦手でしたが、9年間続けるうちに習慣になりました。もちろん、運動後には明治のプロテイン製品が欠かせません。その他にもドライブに出かけたり、パン作りを楽しんだりしています。最近は、地元のケーキ屋と明治がコラボしたスイーツを買いに行くなど、「食」にまつわる楽しみ方も。こうした時間が、仕事への活力になっています。




