40周年記念企画

関東の生産者

茨城県坂東市生子

作柄が良い時はみんな良いが、悪い時(マイナス要因がでた時)には、
マイナスを除くオリゼメートはその一翼を担ってくれた。

木村さん2世代

木村さん2世代

  • 暁さん(昭和37年生まれ)
  • 匡史さん(昭和63年生まれ)

坂東市は、茨城県南西部、利根川北岸に位置する。首都圏内で消費するレタス・ハクサイ等の農業(近郊農業)が盛んである。平成17年、岩井市と猿島町が合弁し現在の坂東市となった。市名の由来は利根川の愛称“坂東太郎”からきており、利根川に育まれた豊かな自然を象徴している。洪積台地であることから田畑の間に林野が多く残されているなど、開墾以来の面影をそのまま残す地域も存在する。

木村暁さんは平成3年に就農した。大消費地への生鮮野菜の供給基地ともいえる地域特性を活かして、畑作野菜を主力に農業を展開している専業農家である。春はハクサイを中心に栽培し、秋はレタス中心の作付け体系であり、規模は各2~3haとなっている。無論、水稲も栽培している。

暁さんの後継者である匡史さんは平成20年就農し、今は親子二人三脚の毎日である。
暁さんは、主に祖父から栽培技術を学んだ。受継いだやり方を踏襲していたが、例えば、レタスでは収穫期になると痛んでくることが続いた。祖父のやり方を変えることは難しかった。肥料も例年通りの量を売りに来る。何年かに一回は良かったが、安定しない。何とかして改善したい、先代を超える技術を発掘したいと考えた。見識ある人のアドバイスから肥培管理の改善等を進めるなど、諸々努力し続けていたら、いつの間にか良くなってきた。

オリゼメートとの出会いは平成10年である。ハクサイ、レタスともある程度までは作れたが、さらに上を目指したかった。量も質もワンランク上を目指したいと強く意識した。病気の発生は栽培者みんなに被害をもたらすが、これを防げば、さらにランクアップする。作柄が良い時はみんな良いが、悪い時(マイナス要因がでた時)にはマイナスを除く。オリゼメートはその一翼を担ってくれた。

オリゼメートの処理にはトラクターに設置したミキシングソーラーを使っている。肥料とオリゼメートを混ぜながら圃場に全面処理している。形状の異なる数種の肥料との混和実験から、均一に混ぜる方法を考えた(下写真参照)。

レタスの育苗方法も変えた。従来の育苗ではレタスに限って生育不良が頻発したが、セルトレイ育苗で改善された。
匡史さんは、機械の操作は任せてもらっているが、栽培に関しては、指示には従うものの、自分一人でトータルの管理はできないという。
暁さん曰く、量より質の栽培管理である。この言葉に匡史さんに引継ぐ全てが込められていた。
オリゼメートの導入は平成10年からであるが、園芸分野でも世代超えて20年、30年と受継がれることを期待してやまない。

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