自分の栄養状態の把握

Q栄養対策をしていくうえで、自分の栄養状態をどのように把握すればよいのでしょうか?

A

体重、BMI、食事量の変化のほか、下痢や吐き気などの消化器症状がないかなどを把握しましょう。これまでと違った点があれば、医師や看護師に相談してください。

通常、栄養状態は体重、BMIや食事量の変化、血液検査の結果などから医師が評価します。
2018年に、栄養不良(低栄養)を判断するための国際的な基準である、GLIM基準が発表されました。この基準などをもとに、栄養状態に問題ないかどうかを評価しています。

また、治療に伴う副作用を予防し、がん治療をスムーズに行うためにも、ご自身の栄養状態を把握しておくことは重要です。
ご自身でできることとして、以下のようなことがあります。

  • 体重を測って記録する
  • 食べたものや量を記録する
  • BMIを計算して記録する
  • 胃腸の調子の変化を記録する

ご自身の栄養状態の把握には、記録シートを活用してみてはいかがでしょうか。
把握できる範囲で、上に示したような項目を定期的に確認しましょう。これまでと違った点があれば、医師や看護師に相談してください。

栄養対策記録シート

なお、未成年の子どもを対象とした、栄養状態の評価方法は確立されていません。お子さんが未成年の場合は、医師や看護師に相談してください。
BMIを調べたい場合は、以下のサイトを参照してください。

がん患者さんの日常生活でのヒントとなるQ&Aを掲載しています。

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