がん治療中の栄養対策
Qがんの治療中は、どのような栄養対策を行えばよいでしょうか?
A
がんの治療中の栄養対策は、患者さんの状態に応じて適切な対応をとることが重要です。
「体重が減った」「食欲がわかない」などの症状が現れた場合、まずはバランスの取れた食事を心がけましょう。栄養やエネルギーが足りない場合は、栄養補助食品を食べるなどして栄養状態を改善しましょう。
「6ヵ月間で5kg以上体重が減った」「BMIが20未満で2kg以上体重が減った」など大幅に体重が減少した場合でも、これまで通りの食事を続けることが重要です。噛んだり飲み込んだりすることができる場合は、これまで通りの食事に加えて、積極的に栄養補助食品を用いながらエネルギーや栄養を補充しましょう。
なお、がんの種類によっては、食事を続けることが困難な場合もあります。症状に合わせて栄養対策を行ってください。

食欲がわかない、または症状ごとの食事の工夫については、以下のQ&Aを参照してください。