身近な方ががんになったときのこころのケア

Q身近な知人からがんになったことを打ち明けられました。その人のために何ができるのか、自分はどうすればよいのか、考えれば考えるほど悩んでしまいます。こんなことはよくあるのでしょうか?

A

がんの診断は、ご家族や身近な人にとっても大きなストレスとなります。打ち明けられた直後には、「どうしたらよいかわからない」といった混乱がみられることもあります。これは誰にでもみられる通常の出来事であり、その後は徐々に混乱から回復することが知られています。

患者さんや医療関係者にとってもご家族や身近な人は大きな役割を持っています。その一方で、ご家族や身近な人は患者さんと同様かそれ以上にこころの影響を受けるため「第二の患者」とも言われます。患者さんを案じるあまり自分自身のことを後回しにしてしまう方もいますが、患者さんを支えるためにはまず支える本人が自身のこころと体を大切にすることが第一です。
気を張り詰めすぎることなく、ご自身のこころにも目を向け、コンディションを整えて、場合によっては医師や看護師、がん相談支援センターに相談することも考えてみましょう。

がん患者さんの日常生活でのヒントとなるQ&Aを掲載しています。

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