ご家族の不安が長く続くときの対処法

Q家族ががんになったショックから抜け出せず、仕事も手につきません。このままではいけないとわかっているのですが、どうすればよいのかわかりません。

A

家族や身近な人ががんになったことでショックを受けるのは誰にでもあることです。自分にとってかけがえのない存在の人生が脅かされるということは、さまざまなストレスの中で最も大きい影響を持つという研究結果もあります。通常は、時間がたてば冷静に対処することができるようになりますが、気分が滅入るようなことが長く続き、日常生活に支障がみられるときは、こころの問題を治療する専門医に相談するのがよいでしょう。

気持ちが落ち込んでふさぎ込む、そわそわして落ち着かない、心配事が頭から離れずに物事に集中できない、おっくうで何もやる気になれない、眠れない、などの症状が長く続くときはこころの問題を治療する専門医の出番です。治療はカウンセリングが中心で、症状によっては抗不安薬、抗うつ薬、睡眠薬などの薬が処方されることもあります。

がん患者さんの日常生活でのヒントとなるQ&Aを掲載しています。

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