周囲の方が感染症を予防するための手洗い
Q感染予防対策には手洗いが重要と聞いたのですが、がん患者さんだけではなく、一緒に住む自分(同居する家族や身近な人)も行った方がよいでしょうか?また、どのように行うと効果的でしょうか?
A
手洗いは感染予防対策の中心で、がん患者さんを守るために周囲の人々も適切に行う必要があり、特に外出後やトイレ使用後、食事前後などに行うことが重要です。
手洗いは、感染予防対策の中でも最も重要な対策のひとつです。大切なご家族を感染症から守るために、がん患者さんご本人だけでなく周囲の方々も手洗いに気をつけてみましょう。石けんを使い、流水で十分に手を洗いましょう。特に、指先や指の間、爪は手洗いが不十分になりやすいので、丁寧に洗うことを心がけましょう。アルコール消毒液を用いる場合は、手に適量を取り、よく擦り込みましょう。ただし、アルコールに過敏な場合は使用しないでください。
日常の生活の中で特に手洗いが重要なシーンは、外出から戻ったとき、トイレ使用後、食事の前後、鼻をかんだあと、咳をしたあと、使用中のマスクを触ったとき、動物やペットに触れたとき、ゴミ箱を触ったときや患者さんの介助をするときなどです。
手を洗う時間も重要です。20秒は少し長い時間ですが、「ハッピーバースデー」の歌を2回歌うようなイメージでしっかりと洗いましょう。
