感染予防対策の重要性
Q感染予防対策はなぜ重要なのでしょうか?
A
血液がんや抗がん剤治療中の固形がんの患者さんは、免疫機能の低下により感染症リスクが高くなります。感染症によって生命に危険が及んだり、がん治療が遅れたりすることを防ぐためにも、感染予防対策が重要です。
血液がん患者さんは、がんそのものや抗がん剤などの治療によって免疫機能が低下していることが多いです。固形がん(血液がん以外のがん)の患者さんでも抗がん剤治療中は血液中の免疫細胞が壊されたり、一時的に作られなくなることがあるため、日常的にさらされている細菌やウイルスによる重い感染症を引き起こすリスクが高くなります。感染症を発症すると、がんの治療が遅れたり、感染症による合併症を引き起こしたり、ときには感染症そのものが生命を脅かすこともあるため、日常生活における感染予防対策は非常に重要です。