日常的な感染予防対策

Q日常生活で気をつける感染予防対策には、どのようなものがありますか?

A

日常的な感染予防対策として、手洗いのほか、免疫機能が低下している時期には人混みを避けること、体調の悪い人との接触を避けることやケガに注意することが重要です。

日常的な感染予防対策として、手洗いが非常に重要です。病原体のついた手で目や鼻をこすったり、食べ物を触ったりすることによって感染のリスクが生じます。帰宅時に石けんで手を洗い、病原体を家へ持ち込まないようにしましょう。また、入浴などで体を清潔に保つことが大切です。抗がん剤治療中など、免疫機能が低下している場合には、外出時に人混みを避けたり、人混みの中ではマスクを着用して感染症のリスクを下げたりすることもポイントです。体調の悪い人との接触を避けるほか、ペットとの関わり方などにも注意が必要です。
免疫機能が低下した患者さんやリンパ浮腫や浮腫、糖尿病になっている患者さんなどでは、小さな傷や擦り傷でも感染症のリスクが高まることがあります。このような場合はケガを避けるため、力のかかる作業、とがったものを取り扱う作業やガーデニングなどは注意し、厚手の手袋を用いるなどしましょう。ケガをした場合は、小さな出血でも流水で洗い流してアルコールなどで消毒し、清潔なガーゼやハンカチで圧迫して止血することが大切です。

がん患者さんの日常生活でのヒントとなるQ&Aを掲載しています。

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