がん告知の受け入れについて

Qがんの告知を受けてから毎日が憂うつです。いずれは現実を受け入れることができるようになるのでしょうか?

A

がんの診断・告知はこころに大きなストレスをもたらします。ストレスに対するこころの変化は、一般的に
・衝撃(ショック・混乱)
・不安定(不安・落ち込み)
・適応(新たな生活への出発)
の3つの段階を経験すると言われています。

がんという言葉に衝撃を受けて、何も考えられない、何をしてよいかわからない状態になることは誰にでも起こり得る自然な反応です。負の感情は、あらたな状況と向き合うために大切な役割を果たすと考えられていますので、このような時間も無駄なわけではありません。不安な気持ちや落ち込みを経験しながらも、時間経過とともに「治療を受けて、これからのことを考えよう」と現実を受け入れることができるようになると言われています。

がんの臨床経過にともなう心の変化

厚生労働省e-ヘルスネット 伊藤 弘人、内富 庸介、小林 未果:がんとこころ
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/heart/k-05-007

がん患者さんの日常生活でのヒントとなるQ&Aを掲載しています。

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