イソジン®製品に関するムンディファーマへの製造販売承認移管のお知らせ

2015年12月09日 プレスリリース

Meiji Seika ファルマ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林 大吉郎、以下Meiji Seika ファルマ)は、Mundipharma B.V. (オランダ)との消毒剤「イソジン®」(有効成分:ポビドンヨード)に関する提携関係を解消し、Meiji Seika ファルマが製造・販売する「イソジン®」製品の製造販売承認をムンディファーマ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:木村 昭介、以下ムンディファーマ)に下記のとおり移管することとなりましたので、お知らせします。

Meiji Seika ファルマは1961年に日本で最初のポビドンヨード含有製剤の開発を行ない、外用消毒剤「イソジン®液」の製造販売承認を取得しました。医療用医薬品においては、その後も外用消毒剤として「イソジン®スクラブ」「イソジン®ゲル」「産婦人科用イソジン®クリーム」「イソジン®フィールド」および「イソジン®パーム」、含嗽剤として「イソジン®ガーグル」を開発・製造・販売し、幅広く医療の現場に普及してきました。
また、一般用医薬品(OTC)においては、「イソジン®うがい薬」シリーズ各製品、「イソジン®のどフレッシュF」「イソジン®ウォッシュ」「イソジン®軟膏」および「イソジン®きず薬」を開発・製造し、グループ企業の株式会社 明治(本社:東京都江東区、代表取締役社長:川村 和夫)を通じて、一般消費者の方々へ広く販売してきました。さらに動物用医薬品においても、「動物用イソジンR液」「水産用イソジン®液」を開発・製造・販売し、ユーザーの方々へ普及してきましたが、今回の移管合意により、「イソジン®」製品の製造販売ならびにお問い合わせへの対応は、下記の製造販売承認移管日以降、ムンディファーマが実施します。

明治グループは、50年余に亘る「イソジン®」の開発・製造・販売・普及活動によって、消毒剤の適正使用に関する豊富な情報を蓄積しながら、医療機関に対しては手指消毒、創傷や手術野における皮膚・粘膜の消毒、のどの殺菌・消毒等の感染対策に関する情報提供活動を通じて顧客との信頼関係を築いてまいりました。また、一般消費者向けについても上記の感染対策に加え、手指消毒やうがいの概念を国内に広く啓発し、定着させてまいりました。
今後は、これまでの消毒剤に関する豊富な情報と、手指消毒やうがい等の重要性を啓発してきた長年の取り組みをベースとして、引き続き医療機関ならびに消費者の皆様からの感染対策に関する期待に応えるべく、医療用医薬品・OTCにてポビドンヨード製剤を含む消毒剤の製品ラインナップを拡充し、消毒剤事業の一層の強化を図ってまいります。

1. 製造販売承認移管品目

医療用医薬品:
イソジン®液10%、イソジン®ガーグル液7%、イソジン®スクラブ液7.5%、イソジン®フィールド液10%、イソジン®パーム液0.5%、産婦人科用イソジン®クリーム5%、イソジン®ゲル10%
一般用医薬品:
イソジン®うがい薬、イソジン®うがい薬P、イソジン®うがい薬C、イソジン®のどフレッシュF、イソジン®ウォッシュ、イソジン®軟膏、イソジン®きず薬
動物用医薬品:
動物用イソジン®液10%、動物用イソジン®液2%、水産用イソジン®液10%

2. 製造販売承認移管予定日

医療用医薬品:
2016年8月1日
一般用医薬品:
2016年3月31日
動物用医薬品:
詳細協議中

以上