経口用カルバペネム系抗生物質「テビペネム ピボキシル」に関するSpero Therapeutics社とのライセンス契約締結についてのお知らせ

2017年10月11日 プレスリリース

Meiji Seika ファルマ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林大吉郎、以下Meiji)はこのたび、経口用カルバペネム系抗生物質「テビペネム ピボキシル」(一般名)について、米国Spero Therapeutics, LLC(本社:マサチューセッツ州ケンブリッジ、社長兼CEO:Ankit Mahadevia)とライセンス契約を締結しましたので、お知らせします。

本契約に基づきSpero Therapeutics社には、「テビペネム ピボキシル」に関してMeijiが保有するデータおよびノウハウを使用し、日本およびアジア(13カ国)を除く全世界において同剤を開発・商業化する権利が許諾されます。

「テビペネム ピボキシル」は世界で唯一の経口用カルバペネム系抗生物質であり、日本国内でMeijiが開発し製造販売承認を取得した、小児の中耳炎・副鼻腔炎・肺炎に対する適応を有する薬剤です(製品名:「オラペネム®小児用細粒10%」)。Spero Therapeutics社は、成人の多剤耐性グラム陰性菌による感染症に対する治療薬として同剤の開発を進めており、米国FDAからQIDPの指定を受けています。詳細は同社プレスリリースならびにホームページ()をご参照ください。

以上

QIDP(Qualified Infectious Disease Product): 米国抗生物質開発インセンティブ法(GAIN Act)に基づきQIDPに指定されることによりFDAの優先審査を受けることができ、最終的に承認を受けた場合、米国市場における独占期間が5年間延長されることになります。