統合失調症治療薬ME2112臨床第Ⅲ相試験結果のお知らせ

2019年09月06日 プレスリリース

Meiji Seika ファルマ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林大吉郎、以下「Meiji」)は、開発中の非定型(第二世代)統合失調症治療薬ME2112(開発コード、一般名:ジプラシドン塩酸塩一水和物)について、国内臨床第Ⅲ相試験の成績が得られましたのでお知らせします。結果としてME2112は、統合失調症の急性増悪期の患者を対象とした国内臨床第Ⅲ相試験の主要評価項目において、プラセボ群と比較して統計学的な有意差を示しませんでした。なお、特に問題となる有害事象は認められませんでした。

本試験は、統合失調症の急性増悪期の患者を対象にした多施設共同、プラセボ対象、ランダム化、二重盲検比較試験です。主要評価項目は、統合失調症の症状を評価するための臨床試験で広く用いられるPANSS(Positive and Negative Symptoms Scale)総合評価尺度の総スコアのベースラインから6週目までの平均変化量としました。

今後、本試験で得られた結果を詳細に解析・評価し、引き続きME2112の開発計画および開発戦略について検討する予定です。Meijiは、ME2112を含め中枢神経系領域製品ポートフォリオの、より一層の拡充に向けた検討を継続してまいります。

以上