末梢性T細胞リンパ腫治療薬SP-02(一般名:ダリナパルシン)ソレイジア社による臨床第Ⅱ相試験成績に関するお知らせ

2020年06月15日 プレスリリース

Meiji Seika ファルマ株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:小林大吉郎、以下「Meiji」)は、提携先のソレイジア・ファーマ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:荒井好裕、以下「ソレイジア社」)が開発中の末梢性T細胞リンパ腫治療薬SP-02(開発コード、一般名:ダリナパルシン)について、アジア国際共同第Ⅱ相臨床試験の成績が開示されましたのでお知らせします。

同試験は、再発又は難治性のPTCL患者を対象に、SP-02の単独投与時の有効性及び安全性を評価するために、国際多施設共同・単一群・非盲検・非無作為化試験として、日本、韓国、台湾及び香港にて実施されました。

その結果、SP-02は主要評価項目(抗腫瘍効果)を達成しました。また、安全性に関する解析において、新たな安全性上の懸念は確認されませんでした。

なお、同試験は再発又は難治性PTCLを適応とした開発計画における最終の臨床試験として実施されました。ソレイジア社はこれをもって承認申請の準備を開始します。

Meijiは、1970年に白血病の治療に用いられる抗悪性腫瘍剤「ダウノマイシン」を発売して以来、悪性リンパ腫に用いられる抗悪性腫瘍剤「テラルビシン注射用」ならびに血液内科領域で必要とされる各種抗菌薬などを開発・提供してきました。今後も、治療満足度の低い血液内科領域の疾患に苦しむ患者さんのQOLと予後の向上に貢献できるよう、治療薬の強化に取り組んでまいります。

以上