新型コロナウイルスワクチン「AZD1222」の国内供給に向けたアストラゼネカ社との業務委受託契約締結に関するお知らせ

2021年02月05日 プレスリリース

Meiji Seika ファルマ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林大吉郎)は、このたび、アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:ステファン・ヴォックスストラム)が日本へ導入する新型コロナウイルスワクチン(開発コード:AZD1222、以下「AZワクチン」)の国内供給に向け、同社とAZワクチンの保管・配送および安全性情報の収集等に関する業務委受託契約(以下「本契約」)を締結しましたのでお知らせします。

新型コロナウイルス感染症は国内においても猛威を振い、感染者数とりわけ重症患者数の増加は医療提供体制に危機的な状況をもたらすことから、有効なワクチンや治療薬の提供が待ち望まれています。そのような状況下、国内においてAZワクチンを迅速かつ円滑に供給し、新型コロナウイルスに対する予防接種を迅速に実現することを目的として、本契約が締結されました。

同契約に基づきMeiji Seika ファルマは、自らが保有するワクチン流通・供給体制を活用して、国内におけるAZワクチンの保管・配送を担当します。AZワクチンの流通に際しては厚生労働省が構築した「ワクチン接種円滑化システム(略称V-SYS)」を使用し、同製品の流通管理(供給・分配・在庫管理)を行います。また、同ワクチンに関する情報提供、ならびにファーマコビジランス(GVP)に関わる安全性情報の収集は、アストラゼネカ社が構築するwebツールを活用し、オンラインで実施いたします。オンラインアクセスができない場合などには、必要に応じて、Meiji Seika ファルマの医薬情報担当者(MR)が担当します。

これにより、最終的にはAZワクチン合計1億2,000万回分を国内に供給する予定です。なお、明治ホールディングス傘下のKMバイオロジクス株式会社(本社:熊本市北区、代表取締役社長:永里敏秋)はアストラゼネカ社から原液の提供を受け、AZワクチンの製剤化(バイアル充填・包装)を担当する予定です。

Meiji Seika ファルマは現に保有するワクチン流通・供給スキームを有効活用し、国民の皆様に一刻も早くAZワクチンをお届けすることにより、日本国内における新型コロナウイルス感染症の流行拡大を防止すべく貢献してまいります。

以上