Meiji Seika ファルマとBiPSEE「うつ病治療VR製品」の事業化推進に関する業務提携契約を締結

2022年4月22日 プレスリリース

Meiji Seika ファルマ株式会社(以下Meiji Seika ファルマ、本社所在地:東京都中央区、代表取締役社長:小林 大吉郎)と株式会社BiPSEE(以下BiPSEE、本社所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:松村雅代)は、この度、BiPSEEが開発中の「うつ病治療VR製品(以下、本開発製品)」を事業化するための研究開発の戦略策定と推進に関する業務提携契約を締結しましたのでお知らせします。

本開発製品は、VRによる高度な視覚シミュレーションを応用した新たな治療法の確立を目指した製品であり、抑うつ気分を持続させる要因である「反すう思考」の背景にある感情や考え方から距離を置く、第三世代認知行動療法等のアプローチを基盤としています。BiPSEEは現在、研究機関との連携を進め、臨床研究を実施しながら本開発製品の医療機器承認を目指しています。

本契約に基づきMeiji Seika ファルマは、本開発品に関してBiPSEEが実施する薬事承認取得に向けた研究開発へのサポートを行います。

近年のストレス社会において急増しているうつ病は、長期休職、失業、自殺などの最大要因として大きな社会課題となっています。加えて、長引くコロナ禍に伴う外出自粛などの行動制限や経済不安によって、うつ病や自殺者が再急増しており、科学的根拠に基づく対策が喫緊の課題となっています。Meiji Seika ファルマは、医療用医薬品の提供を通じて不安・うつ領域において30年以上の経験を積み上げてきました。こうして培ったノウハウを活用し、今回の業務提携契約を通じて次世代の精神科医療に貢献していきます。

Meiji Seika ファルマとBiPSEEは、VRデジタルソリューションの創出と提供を通じ、患者さんひとりひとりと向き合い、こころとからだの健康に貢献してまいります。

業務提携契約を締結 うつ病治療VR製品事業に対する研究開発戦略の立案及び推進

以上

参考

Meiji Seika ファルマについて

Meiji Seika ファルマは、中枢神経系領域において、1989年の抗不安薬発売以降、現在治療の主流となっている新規抗うつ薬(SSRI)を本邦で初めて発売し、さらに新薬メーカーとして質の高いジェネリック医薬品の供給を通じて、不安・うつ領域において30年以上の経験を積み上げてきました。詳しくは同社HPをご参照ください。

BiPSEEについて

VRの高度な視覚シミュレーションを応用した新たな治療法の確立に取り組んでおり、抑うつ気分を持続させる要因である「反すう思考」の背景にある感情や考え方から距離を置く、第三世代認知行動療法等のアプローチを基盤としています。現在、研究機関と臨床研究を実施しており医療機器承認を目指しています。詳しくは同社HPをご参照ください。

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