ワクチンで備える
次世代mRNAワクチン(レプリコン)とは?
次世代mRNAワクチン(レプリコン)は2023年11月に承認され、定期接種で使われているワクチンです。
ここでは仕組みや未来の可能性について、ご紹介します。
そもそも次世代mRNAワクチン(レプリコン)って何なんですか?
レプリカーゼという酵素の働きにより少ない有効成分量(mRNA) でも新型コロナウイルスを認識させるためのタンパク質を発現することができます。
それにより、新型コロナウイルスに対する免疫応答を引き起こすことで、新型コロナウイルス感染症を予防します。
次世代mRNAワクチン
(レプリコン)のはたらき
新しい技術はなんだか怖いのですが、大丈夫なんですか?
次世代mRNAワクチン(レプリコン)は、次のような安全性の工夫と検証が進められています。
- 病原体そのものは一切使っていないため、感染の心配はありません
- 設計上、体内で増え続けることはありません。動物実験の結果、投与部位のmRNAは投与後1週間程度で著しく低下することが確認されています
- 厳格に規制された臨床試験において、客観的且つ科学的に高い有効性と安全性が確認されています
- 承認されるまでに、国の厳しい基準をクリアしています
製薬会社が薬事承認を申請する際には、審査資料として有効性や安全性の根拠となる臨床試験データの提出が求められます。当然ながら、ワクチンや医薬品は安全性についても厳しいチェックを受けて世に出ているのです。さらに、薬事承認後も臨床現場での使用例が増えていくなかで継続的にモニタリングされ、データが蓄積されています。
次世代mRNAワクチン(レプリコン)については、さまざまな情報があり、迷うこともあるかもしれません。まずは、信頼できる情報源や科学的な根拠を確認しましょう。わからないことや不安な点があれば、かかりつけ医に相談し、専門家の意見を参考にすることも大切です。
信頼できる情報をもとにワクチンについて正しく理解し、ご自身やご家族が納得できる選択を心がけましょう。