どうして、私はワクチンを打つんだろう?どうして、私はワクチンを打たないんだろう?

あなたにとって、ワクチンとは?

コロナ禍以降、
SNSにはワクチンに関する
さまざまな意見があふれています。
推奨する声もあれば、
慎重になったほうがよいという声もある。
「自分は接種したほうがいいのか?」
「接種しないと、どんなリスクがあるのか?」
そんな疑問に寄り添ってくれるのは、
ネット上の誰かではなく、
あなたのことをよく知るかかりつけ医や
専門の医師であると私たちは考えます。
私たちの調査では、
約9割の医師がワクチンのことを
もっとあなたと話したいと望んでいます。
Meiji Seika ファルマは、
あなたとあなたの大切な人の未来を守るために
最適な感染症対策を選択できるよう
取り組んでいきます。 ※2025年Meiji Seika ファルマ調べ(2025年6月5日プレスリリース参照)

#話そうワクチン

医師のみなさまに
ワクチンに関する
メッセージをいただきました。

分断でなく協力を!

中野 貴司 先生

川崎医科大学 小児科学 特任教授

プロフィール画像

ワクチンは感染症を予防する目的で投与される薬剤で、有効性と安全性の高いワクチンが普及すれば、私たちは病気から守られます。一方で、ワクチンの効果や副反応についてはしばしば意見が交錯し、社会を巻き込んでの論争となります。これは、私たちを分断する原因ともなり、心が痛みます。
ワクチンとは、健康という共通の目的を目指して、人類が共有し協力できる手段であってほしいと思います。

ワクチンは未来を守る科学の盾

三鴨 廣繁 先生

愛知医科大学医学部 臨床感染症学講座 教授

プロフィール画像

ワクチンは、私たちの体に「病気の予行演習」をさせることで、免疫力を高め、重症化や感染拡大を防ぐ科学的な盾です。
「天然痘」を根絶し、多くの命を救ってきた実績があります。
自分を守ることは、大切な家族だけではなく、社会を守ることにもつながります。

ワクチンは、シートベルトのように日常を守る「備え」です

國島 広之 先生

聖マリアンナ医科大学 感染症学講座 主任教授

プロフィール画像

子どもも大人も自分の発症や長く続くつらさのリスクを下げ、明日の予定と暮らしの支えになります。
不安は自然なこと。最新の根拠に基づき、効果・副反応・接種のタイミングをわかりやすくお伝えします。健康づくりはまず予防から。運動、食事、睡眠、そして普段の診療での声掛けと並ぶ、続ける取り組みの一つです。「受けておいてよかった」と感じられる選択につながるよう、納得の判断を支えます。

私たちを感染症から守ってくれる、大切な医薬品です

岩田 敏 先生

東京医科大学微生物学分野 客員教授

プロフィール画像

「ワクチンで防ぐことができる疾患(vaccine preventable diseases;VPD)はワクチンで予防する」ことは感染制御の原則であり、このことは国が制定する予防接種基本計画の中にも明記されています。現在国内でワクチン接種可能なVPDは20種類以上あり、多くのワクチンが定期接種の対象となっていて公費助成が受けられます。感染症に罹患した場合の疾病負担の大きさを自分事としてとらえ、ワクチンの有効性と安全性について理解した上で、積極的に予防接種を受けるようにしましょう。

科学で築く感染症への備え

内藤 俊夫 先生

順天堂大学医学部 総合診療科学講座 教授

プロフィール画像

総合診療医として、日々さまざまな患者さんと対話をしています。
感染症で苦しむ姿を目の前にすると、「防げたかもしれない」という思いが胸をよぎります。
新しい自己増幅型mRNAワクチンは、少ない量で長く免疫が続き、年1回の接種でも感染を防げる可能性があります。
接種は自分だけでなく、大切な人や地域の健康を守る行動です。
その一歩が、安心して暮らせる明日につながります。

ワクチンはヒーロー!医薬品の中の金メダリスト!

森内 浩幸 先生

長崎大学高度感染症研究センター センター長・教授

プロフィール画像

きれいな飲み水を除き、ワクチンほど多くの命を救ってくれたものはありません。20世紀だけでも3億人の命を奪った天然痘を歴史に変え、かつて多くの命を奪っていたジフテリアや破傷風やポリオなどを希少疾患にしてくれました。
私たちを黙ってしっかり守ってくれるワクチンのありがたさは、親の愛情と同じでなかなか気づかないものですね。でも失って(接種率が激減して)初めて、その大切さに気づくのでは遅いのです。

病気の予防について考えるきっかけをくれるもの

福島 若葉 先生

大阪公立大学大学院 医学研究科公衆衛生学 教授

プロフィール画像

「病気になったら、病院に行けばいい」そう思う方も多いかもしれません。医療制度が整った日本では、そう考えるのも自然なことです。
でも、医療の資源には限りがあります。そして、ワクチンによって、防ぐことのできる病気があります。
ワクチンについて話すことで、「賛成」「反対」だけではなく、病気を予防することの意義について考えてみる。
そんなきっかけになればと願っています。

ワクチンとは、己の弱さと病の手強さを知る者が持つ、科学に裏付けされた盾です。

谷口 清州 先生

独立行政法人国立病院機構三重病院名誉院長

プロフィール画像

ワクチンは人類の歴史上、もっとも成功した予防医学技術のひとつであり、我々が現在、天然痘やポリオを恐れなくてもよくなったのはワクチンのおかげです。
私は医師として、病を知り、予防方法を研究し、自分が受けたいと思う医療をみなさんにお勧めします。

肌で感じるワクチンの偉大な貢献

尾内 一信 先生

川崎医科大学附属病院 特任教授

プロフィール画像

18世紀末にジェンナーが人類最初のワクチンである種痘を発明したおかげで、人類はそれまで脅威であった天然痘を予防可能になりました。そして、私が医師になった1980年にはWHOは天然痘の世界根絶宣言を行いました。さらに、種痘以後導入された数々のワクチンによって多くの感染症の疾病予防や重症度の軽減が可能になり、人類は健康増進と寿命の延長が出来ています。
私は、臨床経験の中でワクチンの偉大な貢献を肌で感じております。

より安心して過ごすために

山岸 由佳 先生

高知大学 医学部臨床感染症学講座 教授

プロフィール画像

ワクチンを打つとその病気にかからないようにしたり、かかっても軽く済んだりします。自分だけではなく、家族や友達、病気で弱っている人たちも守ることができます。打ちたくても体の調子やアレルギーで打てない人もいます。
私にとってワクチンは、みんなで安心して過ごすための大切な方法の一つと思います。安心・安全なワクチンを、赤ちゃんから大人まで、打てる人みんなで打てたらきっと笑顔が溢れる素敵な社会になるかなと思います。

ワクチンで防ぐことができる疾患はワクチンで予防する

岡田 賢司 先生

福岡看護大学 客員教授/福岡歯科大学医科歯科総合病院 予防接種センター長

プロフィール画像

1950年代には、はしかや百日咳などで年間1万人以上の子どもたちが亡くなっていました。ワクチン接種で、その病気に罹らなかったとしても、接種したワクチンのおかげと思っていただける方は多くはありませんね。“ワクチンで防げた感染症や死亡は見えにくく、一方で接種後の副反応は見えやすい”と言われています。
副反応だけでなく、有効性やその病気の怖さも併せて考えていただき、 “ワクチンで防ぐことができる疾患はワクチンで予防する”とする考え方を知っていただきたいと思います。

恐怖心を原動力として手にした、人類の思いと英知の結晶

田中 敏博 先生

静岡厚生病院 小児科 診療部長

プロフィール画像

新型コロナや新型インフルエンザが出現し、忍び寄る目に見えない病原体に対して抱いた、どうしようもなく恐ろしいという感情、何とかならないかとすがるような思い。科学の発達した現代の我々がそう感じたのですから、太古の昔の人々にとっての感染症はなおさらであったことでしょう。
健康なからだに針を刺してでもと考える、どうしても乗り越えたい恐ろしい敵がそこにいて、自らを、家族を、仲間を守りたいと渇望した、人類の思いと英知の結晶がワクチンです。

ワクチン接種に迷った時はどうすればいいですか?

A私たちは、あなたや周りの大切な人達を守る手段の1つとして、ワクチンの正しい情報を知ってほしいと思います。
分からないことがあれば、是非お医者さんに相談してみてください。感染症やワクチンについて考えたあなたの判断を尊重します。

お医者さんにどのようなタイミングで相談すればいいですか?

A定期受診で通院したときや、家族の体調のことで受診したときなど、通院時にお医者さんへ聞いてみてください。感染症もワクチンも普段の生活では知らないこともあると思います。あなたやご家族が置かれている健康状況も様々だと思います。
だからこそ、いつも診て下さっているお医者さんに相談してほしいです。

約9割の医師がワクチンについてもっと話したいというのは本当ですか?

A2025年2月に、新型コロナワクチン接種を実施している全国の医師200名にWEBアンケート調査を実施しました。
調査において、ワクチンの接種に関して、「被接種者には積極的に意見やアドバイスをしてあげたい」と考えている医師が89.0%いることが明らかになりました。
プレスリリース(PDF)
一般生活者の6割以上、医師の9割がワクチン接種に関する対話を望むものの実際の対話は3割にとどまる現状が明らかに ~ワクチン接種に関して迷う時は医師に相談を~