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製品特性

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  1. 経口投与が可能な、ベンズアミド系のヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害剤です。
  2. 主にHDACのHDAC1、HDAC2及びHDAC3(クラスT)並びにHDAC10(クラスUb)の酵素活性を阻害しました。HDAC活性阻害により、腫瘍の増殖が抑制されると推測されています(in vitro)。(薬効薬理ページ参照)
  3. 再発又は難治性の成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)[急性型、リンパ腫型又は予後不良因子(血中尿素窒素高値、乳酸脱水素酵素高値又は血清アルブミン低値のいずれか)を有する慢性型]を有する日本人患者を対象とした国内第Ub相試験において、ハイヤスタ40mg を食後に週2回、3又は4日間隔で経口投与したときの客観的奏効率(ORR)は、30.4%[95%信頼区間(CI):13.2, 52.9]でした〔主要評価項目〕。(国内第Ub相試験(HBI-8000-210試験)ページ参照)
    • ※:完全奏効(CR)、不確定完全奏効(CRu)又は部分奏効(PR)が認められた患者の割合
  4. 再発又は難治性の末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)を有する日本人及び韓国人患者を対象とした国際共同第Ub相試験において、ハイヤスタ40mgを食後に週2回、3又は4日間隔 で経口投与したときのORRは、45.7%(95%CI:30.9, 61.0)でした〔主要評価項目〕。
    なお、組み入れられた患者の病理組織型はPTCL・非特定型(PTCL-NOS)、血管免疫芽球性 T細胞リンパ腫(AITL)、未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)陰性未分化大細胞リンパ腫(ALCL ALK−)、腸管症関連T細胞リンパ腫(EATL)でした。(国際共同第Ub相試験(HBI-8000-203試験)ページ参照)
    • ※:CR又はPRが認められた患者の割合
  5. 重大な副作用として、骨髄抑制(血小板減少、好中球減少、白血球減少、貧血、リンパ球減少、発熱性好中球減少症等)、間質性肺疾患(肺臓炎、間質性肺疾患等)、感染症(ニューモシスチス・イロベチイ肺炎、尿路感染、肺炎等)、不整脈及びQT間隔延長(QT間隔延長、動悸、第一度房室ブロック、心房細動、不整脈等)が報告されています。
    また、主な副作用として、下痢、悪心、倦怠感、γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(GTP)増加、食欲減退(いずれも10%以上)等が認められています(承認事項一部変更承認時)。 電子化された添付文書の副作用及び臨床成績の安全性の結果をご参照ください。(製品情報ページ参照)