周囲の方の予防接種について

Q感染症を防ぐために、がん患者さんは予防接種を受けることはできますか?がん患者さんだけではなく、一緒に住む自分(同居する家族や身近な人)も行った方がよいでしょうか?

A

がん患者さんの感染症に対するリスクを軽減するためには、がん患者さんだけでなく周囲の人も予防接種を検討することが重要です。

予防接種(ワクチン接種)は、がん患者さんの感染症に対するリスクを軽減するのに有効です。予防接種により、インフルエンザ、肺炎球菌感染症、帯状疱疹(たいじょうほうしん)、新型コロナウイルス感染症などの感染症から体を守り、重症化のリスクを減らすことが期待できます。がん治療により免疫機能が低下している場合やかかっているがんの種類によっては、慎重な検討が必要なため、ワクチンの種類や接種のタイミングについては、医療機関と相談しましょう。また、ご家族や身近な人もインフルエンザワクチンや新型コロナワクチンの予防接種を行うことで、間接的にがん患者さんを感染から守ることも大切です。ご家族や身近な人の予防接種は、医療機関に相談のうえ、検討しましょう。

がん患者さんの日常生活でのヒントとなるQ&Aを掲載しています。

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