子育てと介護の両立:ダブルケア

Q【子育てと介護の両立】子供の世話とがんの家族の介護を両立させる自信がありません。どのようにバランスをとればよいでしょうか。

A

一人で抱え込まず、自治体の相談窓口などに相談し、身近な支援や利用可能な制度を活用して負担軽減を図ることが大切です。

子育てと病気のご家族の介護の両方を毎日行うことは、非常に負担が大きいことでしょう。
このように、子育てと介護などを同時に行っている状態を、「ダブルケア」といいます。この言葉は、最近耳にすることも多く、「二つの大きな負担を同時に抱える状態」を意味します。日本では、少子高齢化や出産年齢の高齢化に伴い「ダブルケア」世帯は今後さらに増加することが予測されており、その負担の大きさから社会問題として議論されています1, 2)

まず、ご自身の置かれている状況がダブルケアの状態であることを認識し、その負担を感じることは自然なことだと理解しましょう。一人で抱え込まず、身近な人や自治体の支援窓口などに相談することが大切です。介護に関しては地域包括支援センター、子育てに関しては子ども家庭支援センターで、利用できる制度やサービスの情報を得ることができ、ご自身と子ども、介護を必要とする本人の状況にあった支援を選択しましょう。
また、家事に費やす時間を減らすために、民間の家事代行サービスや宅配サービスなどの利用を検討するなど、少しでも時間的な負担を軽減する工夫をしてみるのもよいでしょう。
「家族だから…」とすべてを自分だけでやろうとせず、周囲の協力や利用できる制度などを活用しながら、生活のバランスをとることが大切です。あなた自身がよいコンディションでいることが、子育てや介護には不可欠です。

参考情報

  1. 1)相馬直子, 山下順子:ダブルケア(育児と介護の同時進行)の研究. ダブルケアとは.
    https://double-care.com/project/
  2. 2)寺田由紀子:家庭と仕事の両立支援ポータルサイト. ダブルケアと仕事の両立を推し進めるために.
    https://www.katei-ryouritsu.metro.tokyo.lg.jp/ikuji/columns/c9.html

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