学生生活と介護の両立:相談窓口

Q【学生生活と介護の両立】大学生活とがんの家族の介護の両立に悩んでいます。どうずればよいでしょうか。

A

大学生活は、ご家族の介護と同じくらい大切なものです。一人で抱え込まず、適切なサポートを見つけて、自分のための時間を作る工夫をしましょう。

ご家族の介護には、介護する側の負担も伴います。懸命に介護に取り組むあまり、介護者自身に負担がかかっていることに気づくのが難しい場合もあります。家族の介護を手伝う時間はもちろん大切ですが、大学生活を通して知識や技術を身につける、友人と交流する、また、これからのキャリア選択を考えるなど、将来につながる貴重な時間です。
家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子ども・若者は「ヤングケアラー」と呼ばれ、社会的課題の1つと認識されており、国・地方公共団体などが各種支援に努めるべきとされています。

介護を必要としているご本人は、あなたにどのようなことを望んでいるでしょうか?
“あなたには学業を優先してほしい” “学生生活を大切にしてほしい” “身の回りのことはなるべく専門家に任せ、あなたに無理がない範囲で一緒に過ごしたい “ など、思いや希望があるかと思います。
あなた以外のご家族・親族は、いかがでしょうか?
そしてあなた自身は、今、何を優先したいと思っていますか?
患者さんを含む家族の中でもそれぞれの思いや希望にズレがあり、すり合わせが必要になることがあるかもしれません。家族内での意向のすり合わせが難しそうな場合には、第3者に介入してもらうことも重要です。

大学生活と家族の介護の両立に悩んだときには、まずは信頼できる相手や相談窓口に相談し、外部の人に頼ることを考えてみましょう。そして、適切なサポートを取り入れることにより、負担を少しでも減らす工夫をしましょう。

大学

多くの大学には、学生支援課や学生支援センターなど、学生の生活全般についての相談ができる窓口があります。まずはこのような窓口に相談してみるとよいでしょう。

医療機関

介護を必要とする本人がかかっている医療機関(病院、クリニック、訪問診療、訪問看護)では、患者さんの状態を把握しており、その相談窓口では医療者から患者さんの状態に応じたアドバイスを受けることができます。また、全国に設置されている「がん相談支援センター」は、どこでも利用でき、看護師やソーシャルワーカーなどの専門スタッフからアドバイスを受けることができます。

お住まいの地域

市区町村の役所の福祉窓口や地域包括支援センターに相談してみましょう。
同じような立場の人たちが集う交流会などが開催されていることがあるので、このような会に参加することも、ヒントを得るきっかけになるかもしれません。ご自身の住んでいる地域にどのような支援があるかについては、インターネットで情報を集めるのもよいでしょう。

がん患者さんの日常生活でのヒントとなるQ&Aを掲載しています。

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