遠方のがん患者さんへのサポート:遠距離サポート

Q【遠方のがん患者さんへのサポート】遠方にいる家族ががんと診断され自宅で療養しています。そのことで不安や心配でいっぱいです。まず、何から始めればよいですか。

A

まずは、がんの診断を受けたご本人の状況を正確に把握し、ご本人やご本人の近くのサポーター(他の家族・親族など)が何を一番望んでいるのか、話を聞いてみましょう。可能であれば、直接会うか、オンライン通話システムなどを利用し、お互いに顔が見える状況で話をすることをお勧めします。

まずは、がんの診断を受けたご本人の現在の状況や今後の治療計画を確認しましょう。その上で、ご本人や主たるサポーター(他の家族・親族など)がどのようなサポートを望んでいるのか、話を聞いてみることから始めてみてください。「私にしてほしいことはどんなこと?」「逆に、しないでほしいことは?」などと質問してみるのもよいかと思います。

がんの診断を受けたご本人の近くに他の家族・親族などのサポーターがいるのか、いないのかでも、あなたに期待されるサポートは変わってくるかもしれません。そして、遠方に住むあなたが、あなた自身の生活も大切にしながら、現実的にできるサポートにも限界があるかと思います。

ご本人の近くに他の家族・親族などのサポーターがいる場合

そのサポーターの思いや考え、サポートの仕方を尊重することも重要です。

ご本人の近くに他の家族・親族などのサポーターがいない場合

病院で検査結果や治療の説明などの大切な診察があるタイミングで、診察に同席しておくと、現在の状況や今後の治療計画を把握しやすくなります。

ご本人が日常生活の直接的サポートを必要とするようであれば、ご本人がお住まいの地域の支援やサービスを利用することもできます。地域包括支援センターでは電話で相談可能で、ご本人の同意があれば、あなたが遠方から諸手続きを行うことができます。また、最近ではネットスーパー、宅配サービスなどの手配を遠方に住む家族が行っていることもあります。遠方の家族は、電話などでご本人の気がかり・困りごとを確認し一緒に対応を考えたり、地域の相談窓口に相談・情報共有したり、こころのケアに特化することもできるでしょう。緊急事態に備え、ご本人の地域の医療機関やかかりつけ医の連絡先、近隣の支援者との連携体制を整えておくことも重要です。

何かあったときにすぐに駆けつけられないことを心配される方も多いでしょう。そのため、必要に応じて同居や近居を検討するケースもあります。住み慣れた場所を変わること、遠距離を頻繁に行き来することは、ご本人にとってもご家族にとっても大きなことです。ご本人の意向と、あなたの生活も大切にした上での現実可能性をよく検討しておきましょう。

がん患者さんの日常生活でのヒントとなるQ&Aを掲載しています。

本サイトに掲載されている情報は、医師・薬剤師等による医学的アドバイスの代わりになるものではありません。
治療(医療用医薬品の処方、選択を含む)に関しては、患者さん個々の特性を考慮し医師・薬剤師等により判断されていますので、不明な点がある場合は必ず医師等の医療関係者にご相談ください。
本サイトの免責事項は「ご利用規約」をご覧ください。