サステナビリティの取り組み
SDGs達成に向けたMeiji Seika ファルマテックの挑戦
「持続可能な開発目標(SDGs)」は2015年に国連で採択された2030年までに達成することを目指す17の目標です。このうち、明治グループでは、事業活動において主に貢献できるゴールを13項目特定し、「明治グループサステナビリティ2026ビジョン」を通じて、達成に向けて取り組んでいます。
「明治グループサステナビリティ2026ビジョン」はこちら
当社も明治グループの一員として「明治グループサステナビリティ2026ビジョン」に則り、以下の方針で活動しております。
Meiji Seika ファルマテックのサステナビリティ方針
1. 事業基盤を強化する
- 医薬品の安定供給
- 安全・安心の品質追求
製品の信頼性と安定供給を最優先に考え、増大する医薬品需要に対応しています。人々の健康と安全を守るため、常に高品質な医薬品を提供しています。
- コンプラインアンスの徹底
- コーポレートガバナンスの徹底
法令を遵守し、全社員が倫理的な行動を取れるよう定期的な研修を実施しています。また、情報資産の適切な管理を強化し、機密情報の保護に努めることで、信頼性の高い業務運営を実現しています。
さらに、透明性のある経営を実現するため、効果的なコーポレートガバナンスを確立し、経営戦略に多様な視点を取り入れる仕組みを整えています。労務管理についても、社員の働きやすさを重視し、健康管理や労働環境の改善に向けた取り組みを進めています。
- 顧客との信頼関係の構築
2023年より、新たに医薬品の製造受託業務(CMO)も開始しました。顧客のニーズに応じた柔軟で包括的なサービスを提供し、新たなパートナーシップを構築しています。国内のみならず、世界中の人々の健康を守るため、より一層努力を重ねて参ります。
2. 地球環境に配慮する
- 地球環境への取り組み
地域の貴重な自然を守るため、小田原城周辺や酒匂川の清掃活動に積極的に参加しています。
また、年2回クリーンデイを設け、敷地内だけでなく会社周辺道路も含めて社員全員で清掃活動を実施しています。小田原の美しい自然を次世代に引き継げるよう、これからも取り組んでいきます。
「酒匂川水系に生息するメダカ」を絶滅から守るため、「メダカのお父さんお母さん制度」にも参画しています。小さな命を大切に繋げることで、地域環境の保全に努めています。
- 廃棄物削減
- CO2削減
廃棄物を削減するため、原薬の輸送に使用されるアルミ缶や海外からの錠剤輸送に用いるポリドラムなど、さまざまな資材をリサイクルしています。例えば、医薬品の保管および輸送に使用するプラスチックパレットをリサイクルすることで、年間約17トンのCO2削減を実現しました。
その他にも様々な省エネ活動に取り組み、省エネ法の令和6年度事業者クラス分け評価制度において、Sクラス(省エネが優良な事業者)に認定されました。
今後も持続可能な社会の実現に向けて、環境保護に努めてまいります。
3. 成長を支え多様性を尊重する職場づくり
- 成長の実現
一人ひとりが「人々の健康に貢献している」という実感を持ちながら、やりがいを感じて働ける場を創出しています。社員の誠実さと成長意欲を大切にし、キャリアアップを促進するために、外部研修への参加機会や資格取得支援制度を設けています。社員が自己成長を遂げ、その成果が組織全体の発展につながることを目指しています。
- 多様性の尊重
社員の内、約6割が女性であり、女性雇用の促進に積極的に取り組んでいます。また、育児期間中のフレックス制度活用や男性の育児休暇取得も積極的に推奨しています。多様な価値観を尊重し、誰もが働きやすい職場づくりを進めています。
4. 新規モダリティに挑み続ける
- 新薬の製造
meijiグループの一員として培った豊かな経験と卓越した技術力を活かし、高度な技術水準が求められる新薬の製造やアンメットメディカルニーズに応えた待望の新薬の安定供給に取り組んでいます。
- AMR対策
AMR(薬剤耐性)対策に向けて、新規抗生物質の治験薬から商業生産までを包括的にサポートいたします。
- 治験薬製造のサポート
製造受託事業においては、注射剤の製剤化工程について、条件検討、試作製造から治験薬製造まで一貫したサポートを行っています。また、経口製剤の製剤化工程における製造条件の最適化を進め、治験薬製造から実機スケールアップに至るまで幅広い支援を提供し、顧客の新規モダリティへの挑戦をサポートしております。
新規モダリティの選択肢を提供することで、これからも患者さんのQOL向上や医療の進展に寄与して参ります。