これらの病気の原因はウイルスです。
ただし発症によって体の抵抗力が落ち、その後に細菌が感染して肺炎などを起こす「二次感染」につながることもあります。
風邪
風邪の原因の80~90%はウイルスと言われています。いわゆる鼻かぜやのど風邪の主な原因となるライノウイルスが多くを占めます。また、ヒトに日常的に感染する4種類のコロナウイルス(HCoV-229E、OC43、NL63、HKU1)は、風邪全体の10~15%(流行期には35%)を占めます。
インフルエンザ
インフルエンザウイルス(流行するのは主にA型とB型)が原因です。
A型は変異によって、数年から数十年ごとにパンデミックと呼ばれる世界的な大流行が見られます。過去にはスペインインフルエンザ(H1N1)、アジアインフルエンザ(H2N2)、香港インフルエンザ(H3N2)が流行しました。
また同じ型の中でも、少しずつ変異する「連続抗原変異」が頻繁に起こるので、毎年のように流行を繰り返します。B型はA型と比べて、変異が遅いという特徴があります。世界的なパンデミックを引き起こすことは稀ですが、季節的な流行は毎年見られます。
新型コロナウイルス感染症
「SARS-CoV-2」というウイルスが原因です。2019年に出現し、瞬く間に世界中に広がり、多くの感染者と死者が報告されました。現在、このウイルスは世界各地で持続的に存在しており、今後も継続的な対策が求められています。
急性呼吸器感染症(ARI)の症状と
予防・治療の基本ガイド
出典:国立健康危機管理研究機構「コロナウイルス感染症」「インフルエンザ」より当社作成