医薬品物流の
プロフェッショナル

都輸送が管理し、輸送するものの多くは医薬品です。
ひと口に「医薬品」と言っても、その内容は、医薬品原材料、医療用医薬品、ワクチン、OTC医薬品など、多岐にわたります。取り扱いには細心の注意が必要なだけでなく、多くの製品知識や高度な管理能力に加え、豊富な経験に基づくノウハウが問われます。皆さまの生命と健康に関わるものですから、決してミスは許されません。確実に、効率よく、かつスピーディに強い使命感を持って、これからも「安全」に「安心」を運び続けてまいります。

スペシャリストの育成

医薬品物流のインフラにおいて、最も重要な要素の一つが人材です。システムや設備がどんなに優れていても、扱う人間の安全管理意識によっては、最良のパフォーマンスが発揮できないこともあります。都輸送では、薬機法に基づく厚生労働大臣が定めたGMP省令※1を遵守するために、医薬品等の品質管理基準について、定期的に研修や教育訓練を実施しています。また、全社を挙げてのKYT(危険予知訓練)や、QCサークル活動(小集団改善活動)を通して活発な意見交換を行い、自覚と責任感に溢れた人材を育成しています。

※1：医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令

サステナビリティへの取り組み

昨今、地球環境問題に対する関心は高まる一方です。効率的で環境負荷の少ない社会構造を実現し、持続していくためには、物流業界の役割と取り組みが欠かせません。そこで都輸送では、排ガス規制に適合した低公害車両を導入し、自動車NOx・PM法など自治体が定める排出規制に対応しています。加えて、デジタルタコメーターを用いたエコドライブなど、大気汚染の防止に取り組んでいます。さらに、グリーン経営認証も取得し、継続的に環境負荷を改善する体制を整えています。
また、安全・安心の物流品質を実現し続けるために、従業員の健康管理も重視しています。
都輸送のドライバーは、全員が定期的にSAS（睡眠時無呼吸症候群）やMRIの検査を受け、健康増進を心掛けています。

コールドチェーンへの対応

医薬品物流において、温度管理と配送時間は商品・生産資材の劣化を防ぐ大事な要素です。弊社では、医薬品の安定的な物流体制を維持するために、独自の流通システムに加え、全国各地の協力輸送会社と連携した物流ネットワークを構築しました。車両は、医薬品専用の冷蔵/加温装置搭載車両のほか、長距離大量輸送用の大型トラックにも断熱仕様を施し、温度管理と品質管理を徹底しています。入庫からお届けまで、一定の温度と品質を保ったまま、安全かつスピーディにお届けします。

GDP※2ガイドラインに準拠

医薬品の品質保全のために、弊社の保管・荷役・輸配送の工程はすべてオンラインシステムで管理しています。これにより、物流センター内の各所からリアルタイムでチェックが可能です。また、私たちが取り扱うものの多くは厳しい管理とセキュリティを必要とする医薬品です。システム上での管理の他、システムのユーザー認証、ICカードによる入退チェック、24時間警備など、厳重なセキュリティ体制を整えています。

※2：GoodDistributionPracticeの略/医薬品の適正流通基準

頼れるサードパーティ

今、物流業界では、高品質なロジスティクスを実現するために、複数企業間でのサプライチェーン・マネージメントが推進されています。私たち都輸送の業務も、保管・荷役・輸配送だけにとどまらず、ジャストインタイムの一端を担うなど、お客さま企業の物流戦略まで深く関わるようになりました。そのような中、弊社では、さらなる物流品質の向上を図り、あらゆるニーズにお応えできるよう、企業能力の拡充を進めております。中核となるのは、独自の物流システムの構築、最新の設備・環境の整備、高い意識レベルでの人材育成、コンサルティング能力の強化などです。保管・荷役・輸配送だけでなく、受注から納品まで幅広く貢献することを目指しています。もちろん、全国貨物自動車運送適正化事業実施機関(全日本トラック協会)が認定・交付するGマーク(安全性優良事業所)も取得しています。安全・安心の物流品質で、皆さまの信頼にお応えしてまいります。