アレルギーのある子どもの保護者として、まず何から始めたらいいですか?
アレルギー全般について正しい知識を持つこと、子どものアレルギーの病名や原因アレルゲン、症状などを把握すること、そして、学校と(幼稚園・保育園とも)連携することが大切です。
子どものアレルギーを知るためのチェックリストを示します。
チェックリスト:子どものアレルギーを知ろう!
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「生活管理指導表」については、以下の外部サイトをご参照ください。
外部リンク
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公益財団法人日本学校保健会
https://www.hokenkai.or.jp/ -
公益財団法人日本学校保健会情報提供事業「学校保健」ポータルサイト
https://www.gakkohoken.jp/「日本学校保健会刊行物デジタルアーカイブ」「アレルギー」「学校生活管理指導表(アレルギー疾患用)」https://www.gakkohoken.jp/book/ebook/ebook_R010100/R010100.pdf -
こども家庭庁
https://www.cfa.go.jp/「政策」「保育」「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」「生活管理指導表」https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/e4b817c9-5282-4ccc-b0d5-ce15d7b5018c/1bd0041a/20231016_policies_hoiku_38.pdf
アレルギーのある子どもの保護者として、日常生活のどのような点に気をつけたらいいですか?
住環境の整備、食品表示の確認など、アレルゲンとの接触をできるだけ減らしてあげることや、日常生活での工夫が必要です。
日常生活で注意するべきポイント(チェックリスト)を示します。
チェックリスト:日常生活で注意するべきポイントを知ろう!
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アレルゲンについては「アレルギーを引き起こすのはどんなもの?」のページを、アナフィラキシーについては「アレルギーには主にどんな種類があって、どんな症状が出るの?」のページの「アレルギーは重い状態になることがあるの?」を見てください!
心配なことがあったら、病院の先生に相談してください。
お子さんと一緒に乗り越えていきましょう!
子どもが小さいときには、特に何に注意すればいいですか?
小さいときにアレルギーになると、アレルギーマーチといって、成長するにつれていろいろなアレルギーが次々に出てしまうことがあります。
乳児~幼児はこのアレルギーマーチの始まりの時期とされており、特に適切な対応が大切です。
例えば、小さいころにアトピー性皮膚炎を発症すると、食物アレルギー → 気管支ぜん息 → アレルギー性鼻炎と次々と発症していく様子を、音楽隊の行進(マーチ)になぞらえてアレルギーマーチと呼んでいます。
アレルギー反応を起こしやすい体質(アレルギー素因)を持っている場合には、アレルギーマーチが起こりやすいといわれていますが、誰にでも起こるわけではないですし、起こったとしても、みんなが同じ順番で進むわけでもありません。
アレルゲン免疫療法などには、アレルギーマーチを緩和する効果があることが期待されています。
アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、気管支ぜん息、アレルギー性鼻炎については「アレルギーには主にどんな種類があって、どんな症状が出るの?」のページを、アレルギーが起こる仕組みやアレルギー素因については「アレルギーって何?」のページを、アレルゲン免疫療法については「アレルギーと診断されたらどうするの?」のページの「症状・炎症を抑えるお薬以外の治療法はあるの?」を見てください!
子どもが学校生活を安全に送るためには、特に何に気をつけたらいいですか?
学校の行事や活動の中にはアレルギー症状を引き起こしやすい・悪化させやすい原因と関係するものがあります。そのため、学校や先生に事前に相談しておくことが大事です。
学校で気をつけるべきことを子どもと話し合っておくことも大切でしょう。
給食(食物アレルギーの場合)、運動、プール、遠足、宿泊学習や修学旅行などの宿泊を伴う行事など、注意したい学校行事や活動があります。
そのような行事・活動が予定されている場合は、子どもに注意を促すとともに、学校や先生に事前に相談しておきましょう。
子どものアレルギーのことや配慮してほしいことなどをまとめ、必要に応じて学校・先生に提出しておくことも大切です。
必要なことをまとめたシートを用意しています。
必要に応じてお使いください。
- 子どもに伝える・話し合うときのための
「ぼく/わたしのアレルギーについて-一緒に考えよう-」シート - 学校や先生に相談するときのため、子どものアレルギーのことや配慮してほしいことをまとめた
「アレルギーについての学校生活における配慮のお願い」シート
下記をクリックしてシートをダウンロードし、印刷してお使いください。
アレルギーマーチの進行を遅らせたり予防したりするために大切とされる方法として、正しいのは次のうちどれ?
腸は免疫(めんえき)に関係する細胞がたくさん集まっている、免疫にとって大事な場所だよ。だから、乳酸菌をとって腸の中の環境を整え、免疫のバランスを保つことで、次のアレルギーが起こるリスクを減らせるかもしれないね。
でも、それだけでアレルギーマーチを止められるわけではないんだ。スキンケアや日常生活の工夫と組み合わせて行うことがとても大切。
これらのことは、アレルギーマーチを止めるだけでなく、一般的なアレルギーの対策としても重要だよ。
アレルギーマーチの出発点は、主に肌からアレルゲンが入ることだと考えられているの。
アレルギーマーチは、アトピー性皮膚炎から始まりやすいともいわれているのよ2,3)。
最近、肌からのアレルゲンの侵入が、食物アレルギーが起こることにも関係していることがわかってきたの4)。
だから、適切なスキンケアで、皮フのバリア機能を正常に保つことは大切なのよ。
バリア機能とは:アレルゲンや細菌、紫外線などの外からの異物・刺激の侵入を防ぎ、皮フの中の水分を保つための皮フの防御(ぼうぎょ)システムのこと。
アレルギーマーチの始まりには、確かに、親から子へ受けつがれるアレルギー反応を起こしやすい体質(アレルギー素因[そいん])が関係しているよ。でも、環境や習慣を変えることによって、次のアレルギーが起こるリスクを下げることができるんだ。
例えば、皮フのバリア機能を守るスキンケアや、適切な換気(かんき)、そうじなどの日常生活の工夫で、アレルギーマーチの進行を遅らせたり予防したりすることができるよ。
これらは、アレルギー全般に対する基本的な対策にもなるよ。
バリア機能とは:アレルゲンや細菌、紫外線などの外からの異物・刺激の侵入を防ぎ、皮フの中の水分を保つための皮フの防御(ぼうぎょ)システムのこと。
<参考資料>
- 一般社団法人日本アレルギー学会. アレルゲン免疫療法の手引き2025 第1版第1刷.
https://www.jsaweb.jp/uploads/files/アレルゲン免疫療法の手引2025.pdf (Accessed Feb 02, 2026) - 山本喜和子. 日小児アレルギー会誌. 2019; 33: 20-5.
- 森田久美子. 小児内科. 2025; 57; 55-9.
- Lack G. J Allergy Clin Immunol. 2008; 121: 1331-6.
(公開:2026年4月)
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